本センターについて

代表理事挨拶

 一般財団法人大学教育質保証・評価センターは、2020年度より機関別認証評価業務をスタートし、今年度(2024年度)で5年目を迎えます。

 業務を開始した2020年度は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが全世界を覆い、他の認証評価機関も含めまったく初めての評価作業の対応を余儀なくされる中でのスタートでした。とりわけ実地調査については、文部科学省より異例の事務連絡があり、対面による調査の最小化が要請されました。この要請を受け面談をオンライン会議で実施するなど、この4年間新たなツール(オンライン)による実地調査を含めた評価方法・精度の向上に努めてきました。この評価経験を通して、新たな評価方法の可能性と妥当性・効率性に手ごたえを感じています。

 

 本センターは認証評価制度導入後の3巡目から機関別認証評価事業へ参入し、独自の評価理念に基づく大学評価基準をもとに評価を実施しています。とくに実地調査においては、他の評価機関にはない「評価審査会」を導入することで、多面的なステークホルダーの参加を通じて個々の大学の個性・特色を進展させる実質的評価の可能性を組み込んでいます。4年間の評価実績を通して、この取組は新たな評価の可能性を示すものと確信しています。

 

 本センターはわが国の認証評価機関が所属する認証評価機関連絡協議会に参加し、他機関と連携し、よりよい大学評価を学び、目指したいと考えています。関係者の皆様のご指導、ご協力を今後ともよろしくお願いいたします。

一般財団法人大学教育質保証・評価センター代表理事 近藤倫明

(2024年4月)



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